和田 徹(わだ とおる)

和田徹
PROFILE

和田徹(わだとおる)

元キリンビール株式会社マーケティング部エグゼクティブ・フェロー
スプリングバレーブルワリー顧問/ファウンダー(前社長)
For the Planet合同会社 社長/ファウンダー

1961年 生まれ

新潟県小千谷市 出身

慶應義塾大学経済学部卒業

講演テーマ

■全職位向け
『キリン「伝説のヒットメーカー」が伝えるヒットの極意~商品はつくるな市場をつくれ~』

一つの商品・サービスの誕生によって、生活や習慣が大きく変わるということは珍しくありません。「氷結シリーズ」はいままで”おじさんの飲むもの”というチューハイを、若者でも手に取りやすく、飲みやすいお酒に変えました。また、ノンアルビール「キリンFREE」はお酒が飲めない人たちにも受け入れら、ノンアル市場を開拓しました。言い換えればヒット商品とはいままでの常識を一変させ新しい未来をつくるモノと言えます。
講演では和田氏がキリンで学んできたヒットを生み出すための思考方法、アイデアの磨き方、商品実現の仕方までヒットの極意を凝縮して伝えます。商品開発に携わる方だけでなく、新しいコト・ビジネスを始めたい方や挑戦する方が学べる内容です。

■経営者 / 管理職 / 開発担当者向け
「商品はつくるな市場をつくれ~未来の市場のド真ん中を射抜く~」
「ヒットを生み出す思考法~才能不要。必要なのは考え抜く力~」

ヒットの種となるアイデアはとても貴重です。たくさん集めた種のなかの一つからヒットが生まれる可能性があります。天啓のように降りてくるアイデアもありますが、多くの場合、ヒット商品のアイデアは発案者の思考の深さによるものです。また、考え意識しなければ、降ってきたアイデアを拾うことも難しいと言えます。多くのヒット商品を生み出した和田氏はアイデア出しのステップ、磨き上げのチェックリストなどいくつかの思考フレームがあります。
講演ではヒットメーカーの思考法を伝えます。

■管理職 / チームリーダー向け
「キリンのリーダーシップ~メンバーの心に火をつける~」
「キリンのチームマネジメント~ヒットを生み出すチームづくり~」

飲料品は多くの人の力によって生み出されます。ビールであれば、企画、製造・生産、営業、マーケティング、デザインなど多くの専門家の知恵と力の結晶です。メンバーの心に火をつけ、一つの方向にチームが向かないとヒット商品は生まれません。言うは易しですが、メンバーはその道のプロ。一筋縄ではいきません。
講演ではキリンビールでの経験をもとにリーダーシップ、チームビルディング、チームをまとめるコミュニケーションなどをお伝えします。

 

和田氏はオンライン講演も可能です。お気軽にお問い合わせください。

主な講演・研修実績

京都総合経済研究所、播州信用金庫、東京大学、学習院大学、日本文理大学、拓殖大学、日本経営合理化協会、小千谷商工会議所、日経トレンドEXPO、マーケティング懇談会、丸の内ブランドフォーラム、スタートアップカフェ大阪、100人カイギ、WeWork、GENERYS その他多数。

経歴・実績

1985年
慶應義塾大学経済学部卒。キリン・シーグラム株式会社入社。4年間首都圏の洋酒営業担当として毎晩深夜まで働く日々を過ごす。
1989年
念願の本社マーケティング部へ異動。国産洋酒(ウイスキー、スピリッツなど)のブランド・マネジメントや、ビジネス英語と格闘しながら輸入洋酒ブランド(バーボン、スピリッツ、リキュールなど)のマーケティングを担当。その後、ウイスキー、缶入カクテル、スピリッツ類の新商品開発を担当するもヒット商品にはめぐまれず。
1997年
キリンビール社 マーケティング部商品開発研究所へ異動。同社初の発泡酒開発プロジェクトに参加。
1998年
「麒麟淡麗〈生〉」を発売し、史上空前のヒット。そのまま同商品のブランドマネージャーとして広告・販促・PRなどを担当し、発泡酒カテゴリー全体の拡大をリードする。
1999年 
キリン・シーグラム社マーケティング部へ復帰。新商品開発リーダーとして、ウイスキーやブランデー、台湾紹興酒、リキュールなどの開発に携わる。
2000年 
再びキリンビール社マーケティング部に。チューハイ市場参入プロジェクトのリーダーとして新チューハイの事業開発を指揮。
2001年
「キリンチューハイ氷結果汁(当時)」を発売し大ヒット、チューハイ市場を一変させる。その後も2005年までチューハイやRTD・焼酎・リキュール類のカテゴリーマネージャーとして「氷結」ブランドのシリーズ展開やRTDカテゴリーでの新ブランド開発を担当。
2005年 
キリン創業100年を機とした大型ビール新商品開発の特命プロジェクトの指揮を任命され、開発に着手。
2007年
満を持して「キリン・ザ・ゴールド」を発売するも、商品は失敗に終わり、ビールよりも苦い思い出を残す。飲酒運転やアルコールによる事件・事故を世界からなくしたい、という強い想いから完全ノンアルコールビールの開発に着手。
2009年 
世界初のアルコール分0.00%の「キリンフリー」を発売。世界的なノンアルコール市場創造の火付け役となる。2009年 英ディアジオ社とのジョイント・ベンチャー創設プロジェクトに参画。そのまま新会社(キリン・ディアジオ社)へ「ギネス」などビアブランド・マーケティングディレクターとして出向。
2011年 
キリンビール社マーケティング部へ復帰。新事業(クラフトビール事業やシードル事業)創設プロジェクトを指揮。
2015年 
キリンの社内ベンチャー「スプリングバレーブルワリー株式会社」の社長就任。 立ち上げた自社ECサイト「DRINX」や直接接点であるフラッグシップ店舗限定ブランド「スプリングバレーブルワリー」を発売し、クラフトビール市場と飲料・食品業界全体を巻き込んだ「クラフト化」をリード。東京・代官山(2015年)横浜(2015年)、京都(2017年)、銀座ソニーパーク(2018年、SONYとの期間限定コラボ店)などに共創型フラッグシップ店舗(ブリュワリーパブ)「スプリングバレーブルワリー」を展開。
2018年
キリンビール社マーケティング部・事業創造部エグゼクティブ・フェロー。新規事業開発、新サービス開発(ホームサーバーやサブスクリプションなど)を指導の傍ら、次世代マーケッターやゼロイチ型開発者の育成に携わる。
2021年 
キリンビール社を退職し、書籍『商品はつくるな 市場をつくれ』執筆開始、2022年3月に出版。フォー・ザ・プラネット合同会社を創設し、これまでの0→1(ゼロイチ)の市場創造・イノベーションの知見を活かし、商品づくりコンサルタントとして活動中。NPO政策塾「一新塾」卒塾(45期生)、「和の心」プロジェクト参画。生涯のビジョンである「世界平和」や地球環境保全、より良い社会を実現する新たなプラットフォーム構築を鋭意画策中。

<代表開発商品>
「麒麟淡麗〈生〉」 、「キリンチューハイ氷結」シリーズ、「キリンFREE」、「ハードシードル」、「スプリングバレーブルワリー」

メディア出演

テレビ

NHK総合 
「シブ5時」「NHKニュース」
日本テレビ 
「news every.」
テレビ朝日 
「スーパーJチャンネル」「報道ステーション」
TBS 
「JNNニュースの森」「イブニングニュース」「Nスタ」
テレビ東京 
「ワールドビジネスサテライト」
フジテレビ 
「FNNスーパーニュース」

新聞

日本経済新聞 / 日経産業新聞(日経MJ) / 読売新聞 / 朝日新聞 / 産経新聞 / 毎日新聞 / 東京新聞 / 共同通信ニュース / 時事通信ニュース/ 北海道新聞 /河北新報 / 新潟日報 / 北國新聞 / 中日新聞/ 京都新聞 / 四国新聞 / 西日本新聞 ほか地方紙 /日刊ゲンダイ / 夕刊フジ / 日刊工業新聞 / 日本食糧新聞 /食品産業新聞 / 醸界タイムス / 酒販ニュース / 日刊醸造産業速報 / Japan Beer Times

雑誌

週刊新潮 / 週刊文春 / 週刊朝日 / 週刊ポスト / 週刊新潮 / 週刊現代 / 週刊エコノミスト / 週刊東洋経済 / PRESIDENT / 週刊ダイヤモンド / AERA / 日経ビジネス / 日経トレンディ / Pen / DIME / Tarzan / 日経デザイン / 日経PC21 / Doda(デューダ) / モノ・マガジン / リーダーシップストラテジー / 宣伝会議 /OZmagazine / Hanako / ビール王国 / 月刊たる その他多数

連載・執筆

ダイヤモンド・オンライン

 「ビールこそ最高の酒である」(2016年11月号 新潮社)

日経クロストレンド

『君たちはどう生きるか』コロナ時代の「考え方」に役立つ6冊

その他

<インタビュー>
・日経クロストレンド「クラフトビール市場は20倍に!? SVB 和田徹氏」
・FORZA STYLE「【連載】変革大陸! 次世代ビジネスリーダーのONとOFF 第1回」
・日刊スゴい人!「キリンで数々のヒット商品を生み出したスゴい人!」
・AERA『お店で醸造、その場で飲める人気店 背景に「ビール愛」』
・日本食糧新聞『インタビュー/スプリングバレーブルワリー社長・和田徹氏「新しい味、奥深さ提案」』

書籍

「商品はつくるな 市場をつくれ キリン「伝説のヒットメーカー」商品づくり24の技法」(ダイヤモンド社 2022年3月16日)