2024.12.9
貧困、不平等・格差、気候変動による影響など、世界のさまざまな問題を根本的に解決し、すべての人たちにとってより良い世界をつくるために設定された、世界共通の17の目標であるSDGs。日本の企業や自治体もこのSDGsへの取り組みを進めるところが増えており、持続可能な社会づくりのために動き始めています。
「SDGs」は現在進行形のもの。「落語や寄席」 は江戸時代から続く大人の粋な楽しみのひとつ。この2つに親和性はないかと思いきや、 “三方よし”など意外に共通点が多いなんて考えてみたことはありますか?噺家が座布団一枚、扇子一本で笑わせ、ときに涙させる。それだけで楽しめる落語は、実は SDGs なエンターテインメントでもあるんです。
今回ご紹介する若手実力派の落語家、三遊亭わん丈さんと桂竹千代さんは、環境や多様性をテーマに、古典のアレンジや創作落語をお届けする活動をされています。
次世代のホープとして期待される三遊亭わん丈さん
1982年12月1日生まれ。滋賀県出身。2011年4月に三遊亭円丈に入門(没後 天どん門下)。2016年5月二ツ目昇進、2024年3月に
真打昇進。
古典と自作の両方で多くの賞を獲得するなど二ツ目昇進直後から頭角を現す。埋もれてしまった古典や上方落語の再編、「牡丹灯籠」通し公演、三題噺なども好評を得ている。老若男女各々に合わせた魅せ方に定評があり、落語ファンのみならず馴染みのない方も満足できる高座を追求し続けている。
写真:Kentaro Miyazaki
2021年第76回文化庁芸術祭 新人賞を受賞!桂竹千代さん
1987年3月17日生まれ。千葉県出身。2011年7月、歴史もの新作落語を得意とする桂竹丸に入門。同年10月より前座(竹のこ)。2015年9月に二つ目昇進、竹千代と改名。柔道(弐段)、文学修士、学芸員、社会教育主事、温泉ソムリエなどを所持している。千葉県旭市観光大使。
2021年、芸歴10周年を迎えた11月9日に、東京・内幸町ホールで開いた「桂竹千代独演会2021冬」(「鮑のし」「古事記~完全版」を口演)が評価され、令和3年度(第76回)文化庁芸術祭の大衆芸能部門新人賞を受賞。
落語や寄席を初めて観るお客様にも楽しんでいただける「SDGs」をテーマにした希少なこの企画。少しずつ全国の主催者様よりご依頼も増えております。
ご興味のある主催者様は是非お気軽にお問い合わせください。お問い合わせはこちら