【ブログ】経済評論家 岡田晃さん来鎌!

2024.6.17

おはようございます。朝から暑い鎌倉です。
西日本の皆さまは雨に、東日本の皆さまは熱中症対策をして、今日も1日快適にお過ごしくださいね。

6月11日(火)は、弊社サイトにも掲載させていただいている経済評論家の岡田晃さんが鎌倉にお越しくださいました。昨年11月に講演のアテンドをさせていただて以来7か月ぶりの再会、およそ1時間ほどいろいろなお話をお聞かせいただきました。
岡田晃さんは、大学卒業後日本経済新聞社に入社し、その後テレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」でマーケットキャスターを務められるなどご活躍されました。経済評論家として独立された後は、講演会や大阪経済大学で教授を務められるなど今も多方面で活動されています。

以前、岡田さんから昨年の11月に上梓された「徳川幕府の経済政策」を頂戴し読ませていただいたのですが、こちらの本では、徳川幕府の歴代将軍やその時代を生きた歴史上の重要人物が取り組んだ江戸時代の経済政策について書かれていまして、最後まで興味深く読ませていただきました。
そもそも経済を専門分野としている岡田さんですが、歴史にも非常に造詣が深く、その理由を尋ねたところ、「私が日本の金融政策に問題意識を持ったのは1997年の山一証券の廃業という出来事だったんですね。そして1998年に発足した小渕内閣で大蔵大臣を務めたのが宮澤喜一さんでしょ。戦後でかつて首相になった方でその後大蔵大臣を務めた方というのはいらっしゃらないんですよね。“平成の高橋是清”と言われた宮澤さん、そして高橋是清さんが沈静化させた昭和の金融恐慌を調べたのが歴史に目を向けるきっかけだったんですよ」とのことで、そこから岡田さんは歴史についても勉強されるようになったんだそうです。徳川幕府だけでなく、鎌倉幕府や武田氏一族の例などを挙げながら、金融政策のほかに事業承継についてもお話を伺うことができ、私も貴重な時間を過ごすことができました。

「物価高など、今は確かに大変な時代ですね。でも日本経済の明るいポイントもあるんですよ。私は厳しい中の明るい展望をお伝えしながら、講演を聞いてくださる皆さんには元気になってもらいたい、そう思うんです」と仰っていた岡田さん。穏やかで温かいお人柄がとても魅力的な講師です。
岡田さんの講演テーマには、歴史から経済・経営を学べるものも多く、私も是非多くの皆さまに聴いていただきたいと思っています。是非お気軽にお問い合わせくださいませ!

それでは今週も張り切ってまいりましょう。

あじさい